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ぐりぐり

Twitter @mr_ykhm

マクベス初日

マクベス初日を観劇しにグローブ座へ

グッズ先行販売があったので購入。

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パンフレットと万年日めくりカレンダーの表紙を目にして興奮… そしてカレンダーの裏面を目にして大興奮。

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どっひゃぁぁぁぁあ〜〜〜〜〜〜

( あれっ、マクベスは?!?とんでもなくバラエティー豊か!!!!笑泣喜幸 )。


パンフレットはかっこよく、カレンダーは茶目っ気たっぷり… ファンの心を掴むのが上手い。



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ここから内容に入ります

マクベス」の内容を本で読んで舞台で見て両方の内容が書かれていたり、私の主観で書いてあるので、もし気に障ることがあったら、そのまま閉じてください。

















開場時間となり、座席へ向かうとあまりの近さに震えが止まらなくなり、呆然。スタッフさんに「荷物を全て椅子の下にお入れください」と言われ、公演中に目の前を通るのか?とソワソワ ( 結局、通らず )


18時58分、グローブ座内に開演前の注意事項アナウンス。そしてブザー音。演出の奏者お二方が前方でスタンバイ。ここから1分間程の沈黙の時間… 会場に来たお客さんの心臓の鼓動音が聞こえてきそうな程の、あんなにも緊張感に包まれたグローブ座は初めての経験だった… そして暗転。


マクベス」を観劇するまでに、小田島雄志さんが訳したマクベスを何度も読み返していたため、はじめは三人の魔物だけのシーンかと思いきや、もうマクベスがいる…。そして激しい殺陣のシーンと、真剣な表情、最初から私の心はやられました。正面を向いたときの、マクベスが涙をため、目が赤く色づいている姿を見て思わず、私も自然と涙が。そして丸ちゃんが、マクベス関連の雑誌インタビューでよく口にしていた「マクベス」での一声


「こんないいとも悪いとも言える日ははじめてだ。」


ここで言うのかーーーーーーー!と本を何度も読み返した私は、不意打ちを喰らい余計に興奮。このセリフを述べるときの雰囲気や口調って、どんな感じなんだろうか… と思っていた場面でもあったので、スッキリ。


三人の魔物の演出も凄かった。

どう演出するのだろうか… と思っていたが暗闇に光る三人の目が、ゾクゾクゾクッ…と気味の悪さを醸し出していた。


マクベスとバンクォーが道中で三人の魔物から予言をされ、予言通りマクベスがコーダの領主の座に就いたことをロスが宣告したときの、マクベスの驚きと恐怖の顔が忘れられない。


国王のダンカンや貴族達が集う空間でのマクベスの笑顔が愛おしくて「マクベスも笑うと可愛いんだな〜〜」と私の頭の中で『丸ちゃん』が完全にフェードアウト。


そしてここからがSNSでも反響が大きかったあの場面。マクベスからコーダの領主になり、魔物達からの予言を綴った手紙を受け取った夫人の元へ帰ってきたマクベス

マクベスに勢いよく抱きつきそのままベットへ横たわり、マクベスが頬にキス、そしてここから始まる濃厚なキスシーンの嵐。

私の座席の隣の子達 ( きっと「隆平くん」呼びをしているのでしょう ) が、大撃沈してうなだれている横で、「キスをしているときはどんな表情なのか… ( じっくり見る ) ウワァァァァア、男の顔… 」と心の中で、濃厚なキスをする自担を見て興奮する変態 ( 私 )。

このあとも、夫人の胸元に手を回し後ろから熱く抱擁するシーンもあり、普段生で見ることは出来ない丸ちゃんの姿にグッときた…。


まだ始まって30分もしないうちに私の全身からは大量の汗。


場面が変わって国王ダンカンの殺害シーン。恐怖と不安に駆られるマクベスをどう演じるんだろう…と楽しみにしていた場面でもあり、なかなか手にできない短剣を手にするまでの立ち回りのシーンや、自身の手でダンカンを殺害してしまい、我に返って恐怖に襲われるマクベスと、励ます夫人とのやり取りには完全に引き込まれた。弱い心が潰されそうなマクベスの表情がね。


短剣と手にベットリとこびりついた血… そしてマクベスの髪の毛から止めどなく滴り落ちる汗の雨…


上半身裸で黒のバスローブのようなものを身に纏い、登場してきたマクベスの姿を見て、声を押し殺した。( 腹筋が薄っすら割れているじゃないか… ) あのときのマクベスの姿は、色気が溢れ出し方が異常…。


ここからは狂気に満ち溢れるマクベスが壇上に現れるシーンが多いので、握りしめていたオレンジのハンドタオルがしわっしわに…


バンクォー殺害後の会食シーンで、バンクォーの亡霊がマクベスだけに見えてしまい、恐怖に襲われ自身を見失い、取り乱してしまうシーン。( ここの場面が、本を読んでいて正直なところ一番気になっていたシーン ) 

マクベスの乱暴な言葉と表情と息づかいが堪らず!!!!マクベスが取り乱しているときの他の登場人物の困惑する表情 ( 私なりに彼らの心情を勝手に想像すると「いや、奥さん…よくある発作だから座ってくださいと言われても、あの取り乱し具合は異常じゃないっすか…」 ←こんな現代風に汲み取るな ) も凄く好き。


バンクォー殺害にロスが絡んでいるシーンや今後の展開も含めてロスのポジションが原作とちょっと違うのかな。


魔物にマクベスが今後の自身の展開を聞きに向かうシーンは、マクベスの隠された欲深さと心に根を張った不安が全面に溢れていて、このときの表情が凄く堪らない。予言を聞くために、魔物が作った液体を体に取り込むマクベスの表情が妙に色気を放っていた… ( 汗汗汗汗汗汗 )


「気をつけるのはマクダフだ、」と自身の身に覚えのある予言を宣告されたときのマクベスの高揚感、「女が生んだものにマクベスを倒す力はない」と、それなら自身を倒せる者はこの世にいないじゃないかと言わんばかりの余裕をみせる姿、「バーナムの森の樹がダンネシーンの丘 ( マクベスの城 ) に立つ彼に向かってくるまでは ( マクベスの身は無事 ) 」と、現実ありえないことを予言され、自分の身は安泰だと、自分に勝ち目でしかない予言をされて喜ぶ、悪のマクベスが愛おしくも薄気味悪くて、悶絶モノ。 ( ただ、血まみれの子どもがあまりにもリアル過ぎて背筋がゾッとした… )


八人の王の幻影とバンクォーの亡霊に翻弄されるマクベスの取り乱し方と時折混ぜ込む、汚い言葉も好き。


マクダフ夫人と子どもの残酷なシーンは胸が痛くなった… ( 赤子を壁に叩きつけるシーンは絶句 ) マクダフ夫人を演じた奥村佳恵さんの演技が凄く好き。


マクベス夫人が自身の手にダンカンの血がついたことで精神的にやられてしまい、今までの経緯を口にしてしまうシーンで思わず泣いてしまった。夫人の可愛らしい面だったり、男に勝る強い心を持つ面だったり、でも実は誰よりも繊細な心を持つ面だったり… 演じ分ける安藤聖さんが圧巻だった。


医師に妻の病を治してほしいあまり詰め寄るシーンや、マクベスの耳に夫人が亡くなったと知らせが入ったときのマクベスの悲哀の表情と、動くはずのないバーナムの森の樹が押し寄せるシーン ( イングランドの軍勢が木を身に纏う )を目の当たりにしたときのマクベスの表情も好き。


「俺の名はマクベスだ。」「そうだ、これ以上恐るべき名前もな。」とマクベスが自信に満ち溢れているセリフを、本で目にしていて、ここはどんな風に言うんだろうか… と期待していたら、やはり想像を超えるくらいマクベスが壮絶にかっこよかった………


マクベスとマクダフの一騎打ちのシーン。殺陣が本当に勇ましくてかっこよくて心の底から惚れ込む光景。マクベス優勢の時にマクダフから「女から生まれる前に、月足らずのまま母の腹を割いて生まれてきた ( 帝王切開 )」と言われ、絶望の淵に立たされて、過去のマクベスのように、一気に弱気になるマクベスが愛おし過ぎる…。


マクダフがマクベスの生首を手にマルカムらの前に現れるシーンは、あまりの生首のリアルさにゾッとして、葬られるシーンは不気味… 。最後、原作にはなかった展開でマルカムが国王の座に就き、言葉を述べている際、バンクォーの息子のフリーアンス ( 魔物の予言でいくと将来の国王 ) が憎悪の目で、マルカムの事を見ているシーン。これで閉幕したが、終わった瞬間「えっっっっっ… これはどうなるの…」と不思議な気持ちで終わった。




照明が点き、壇上には丸ちゃん以外のキャストさんが横一列に並び、後方から座長丸山隆平が登場して、会場中に礼。安堵の笑顔を浮かべた瞬間、 私泣く。


一同が退場しても鳴り止まない拍手に、もう一度全出演者が登壇。そしてスタンディングオベーション。丸ちゃんが礼をして頭を上げると目の前がスタンディングオベーションの光景に思わず「おおっ!!」と笑顔を浮かべながら驚きの表情を見せる丸ちゃんを見て、私泣く。


一同が退場しても鳴り止まない拍手に、座長の丸ちゃんだけが登壇して、会場のお客さんの我慢が一気に振り切れたかのように思わず黄色い歓声が上がる。


マクベス衣装のままキラッキラの笑顔で一人舞台に立つ丸ちゃんの姿に、私泣く。

「本当は話す予定はなかったんですけど…… 笑。今日はありがとうございました。」と。

感動し過ぎて、ちゃんと一字一句覚えていないが「始まったばっかりです、空を見上げたら『丸ちゃん、頑張れ!!!!』と言ってやってください(笑)」的なことを言って、私泣く。


そして最後、一歩引き上げようとしたがまた戻って「じゃあ…」と右手をグーにして「せーーので、パーーーン!!!!」とキラッキラの笑顔でマクベス衣装のままパーーーンをする丸ちゃんの姿に、私泣く。


壇上から姿を消すギリギリまで、笑顔で手を振る丸ちゃんの姿を見て、「やっぱり丸ちゃんだ……」と今までのマクベスの姿と重ねたら、熱いものがこみ上げてきて、放心状態。


無事に初日をやり終えた丸ちゃんをはじめとする、全キャストの方々の安堵の表情は一生忘れない。


本を読んでいて、この膨大なセリフ量は… と想像を絶して、観劇するにあたって緊張で胸が張り裂けそうだったけど、丸ちゃん完璧過ぎて圧巻…… 凄ッッッッッッッッと改めて、「ひっき肉、ひっき肉!」と声を荒げるいつもの丸ちゃんはどこへ!!!?!!

丸ちゃんの凄さを思い知らされた。


私の目と耳と脳みそが目の前で繰り広げられた、あの2時間半を永遠に自分の中に録画出来たら… 。


私がいつもお茶の間で見ている丸ちゃんは、カーテンコールを除いて壇上にはいなかった… 演じるって本当に凄いな… と。


今日から始まったマクベス、千秋楽まで突き抜けて下さい。毎日、空に向かって「頑張れ!!!!!」って念を込めます。


初日お疲れ様でした。

そしてマクベス初日おめでとうございます。


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